リスティング広告にはいくらかけるべき? 適正予算の考え方

  • 2023/09/28
     

「リスティング広告にはいくらくらい予算をかけるべきですか?」

―新しくWEB広告をスタートさせるお客様から、よく聞かれる質問です。いまリスティング広告を実施されている担当者でも、「今の予算は適正なのかな?」と疑問に思うこともあるかもしれません。

ゼクシィの広告予算が各社異なるように、リスティング広告の適正予算も会場により異なります。本日は、「リスティング広告の適正予算の考え方」について、2つのポイントをお伝えします。


1、CPA視点で考える

皆様の会場の予約CPA(予約単価)はいくらでしょうか?予約CPAとは、1件の来館予約を獲得するのに必要な金額です。ゼクシィ、HPなどチャネルごとにも異なると思います。

CPA(予約単価)×必要な予約数=広告予算

で必要な広告予算のめどは立ちます。

広告を一切やっていない場合は、HPの予約CPAはゼロです。その場合は「目標CPA」(他の媒体と比べ、予約単価いくらまでなら許容できるか)で考えると良いでしょう。

実際に、結婚式場・ホテルのリスティング広告の予約CPAは、2万円台~20万円台と非常に幅があります。これは、会場の知名度やマーケット規模、ハード、客単価などによって、大きく左右されるためです。

皆さまの会場の集客目標は何組ですか?そのうち、何組をHPから集客しますか?

それに対し、1組どれくらいのコストであれば許容範囲でしょうか?

あるいは、実際にどれくらいのコストがかかっていますか?

CPAを下げる工夫は必要ですが、1つの考え方の軸にはなるはずです。


2、指名検索の推奨予算から考える

皆さまの会場名で検索されたとき、表示されるリスティング広告を「指名検索」と呼びます。

リスティング広告で成果を出すには、この最も確度の高い「指名検索をするユーザー」を確実に自社サイトに呼び込むことが大切です。

指名検索が予算不足の場合、Google広告の管理画面では「予算による制限」というステイタスが表示されます。これは1日の平均予算が推奨額より低い場合に表示されるもので、出したいキーワードに対し、広告を最大限表示できていないことを意味しています。

つまり、せっかく自社の会場名でユーザーが検索しているにも関わらず、他社のリスティング広告が検索結果の上部に表示されている状態がある、ということです。

「通常の検索結果で自社が1番目に表示されているなら問題ない」という見方もできますが、検索結果の1番目でもクリック率は13.94%という調査データがあります。

(出展:グーグル検索結果CTR調査【2021年最新版】日本の検索1位クリック率は13.9%

これは機会損失につながる話ですので、リスティング広告で成果を出すには、予算制限を受けないGoogleの推奨額近くまで指名検索予算を引き上げることが大切です。

Googleの推奨額については、リスティング広告の運用担当者や、広告代理店の担当者にご確認ください。


いかがでしょうか。

今回は「リスティング広告の適正予算の考え方」について取り上げさせていただきました。メディアハウスでは、予算や費用対効果について、無料でご相談を承っています。今の予算や費用対効果について、お悩みがおありでしたら、お気軽にご相談くださいませ。